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組み立て作業はブームの接続からスタートした。3エレのSteppIRアンテナはブームが4分割されており、ブームに刻印された同じ番号どうしを接続する。番号を無視するとエレメントの間隔が違ってしまう。オンマウスの写真で見られるように、接合部には付属のグリスを塗布するように指示されているが、使いかけの導電グリス(ナガラ社製ペナトロニクス)が有ったのでそれを使った。 |
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EHU(Element Housing Unit)をブームに取り付け済みのブラケットに取り付ける。強く締めすぎるとEHUの底面が変形してしまうので注意する。一度に締めきらず、何回かに分けて増し締めするのが正解と思われる。オンマウスの写真は取り付け完了の状態。 |
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REF(リフレクタ)のEHUとブラケットの取り付け穴が合わない。よく見ると幅方向均等にずれているので、ブラケットをブームに取り付けているボルトとナットを少し緩めるとバッチリ合った。緩めた状態でEHUを取り付け、その後ボルトとナットを増し締めする。オンマウスの写真はブラケットを留めているボルトとナットの様子。 |
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EHUのコントロールケーブル取り付け部には、防水用のキャップ(市販されている同軸ケーブル用)を付け、その上から自己融着テープで処理をした。 |
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4本のブームを接続した状態。全長は約4.9mと短いが、EHUが3個載っているので結構重い! 果たしてこの状態で非力な私が一人でタワーに取り付けられるだろうか? 心配になってきた。 |
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組み立ての手順として当初考えていたのは、左上の写真の状態のブームをタワーのマストに仮付け。そしてEST(Element Support Tube)を順に取り付けて行く予定だった。が、あきらめた。早い! 結局はブームを3分割してタワーに隣接している駐車場の屋根に持ち運び、ブームを再度組み立てる事にした。ブームを運び上げる前にEHUの動作確認を行う。端子板に各EHUのケーブル(4芯)と、コントローラのケーブル(12芯)を接続する。配線はマニュアルに書かれているカラーコードに従って行うが、順番を間違えないよう慎重に。間違え方によってはコントローラに内蔵されているモータドライバが焼損してしまう恐れがあるそうだ。 |
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コントローラに付属のACアダプタを接続。POWERをONにする。EHUの動作確認はTESTモードで行う。間違ってもAmateurモードでバンド選択のボタンをいきなり押さないこと。エレメントがベロベロと出てきてしまう。出てくるだけなら良いが、周囲の物にからみついたり、傷を付けると大事に至る。TESTモードでDIR(ディレクタ),DVR(ドライバ/ドリブン),REF(リフレクタ)を順に選択すると写真のように各エレメントの先端が頭を出しては引っ込む。配線やEHUに異常が無いことを無事確認した時は、今までのアンテナ組み立てでは味わえなかった安堵感が。動作確認が終わったら配線を一端外さなければならない。屋根の上で再度配線をし直す訳だが、慎重に慎重をきして行わなければならない。さてこれからが大変だぞー。 |