うるるん人生2

ここではかのーさんが、不覚にもちょっと感動しちゃったことをご紹介します。
およそ週1で更新予定
艦船モデラーにはかなわない

 毎年、静岡ホビーショーの合同展示会の各ブースを見て回って感じるのは、艦船模型の圧倒的な存在感です。艦船模型といってもウォーターラインシリーズのそれではなく、1/200、1/100でつくられたフルスクラッチの完全オリジナル模型です。1メートルを超える大きさもその存在感に寄与しているのでしょうが、それ以上に作者の情熱がオーラとなって迫ってくるのです。

 艦船モデラーは、普通自分の好きな艦船を決めたら、毎日コツコツ5年10年という歳月をかけ、まさに人生を費やして作り上げます。制作記録のアルバムも一緒に展示してありますが、まるで「我が子の成長記録」を見るようです。この世界は歴史も古く、高齢者の方々も多いです。自分の親父のような爺さん(失礼、でも愛情こもってます)が、展示会場で誇らしげに模型のそばに立っている姿は、見ていてすがすがしい気持ちになります。よくぞ作れリ!と握手したくなってしまうのは私だけではないはず。

 昨年の静岡ホビーショーでは、我々のブースの向かい側に、それはそれは見事な銅製の戦艦「三笠」が展示してありました。道行く人が足を止め「これはどなたがお作りに?」と思わず声をかけたくなる作品でした。聞くとその作者は前の年にお亡くなりになられたとのこと。人生をかけて作品を作りあげ、自分がこの世から消えても、友人が展示会に作品を運んでくれ、そして人の心を動かしつづける。男はこういう仕事を残したいものです。
 静岡ホビーショーまであと一ヶ月。今年はどんな作品が待っているのでしょう。

2000年4月15日記入

 
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