父の魂・8

えらいぞ!息子


先日、子供二人を連れてプールに行ってきました。

夏休み最初の日曜日で、それこそ芋を洗うような状況。子供の世話をしながらも目は鋭くピチピチ姉ちゃんを探してしまうのは男のさが。

しかしね、いないのですよ、ピチピチ姉ちゃんが。我が家が出かけるところは親子連れ中心のプールでございます。

嫁さんは、我々3人がプールにいる間、優雅にデパートでお買い物ですわ。厄介モノを押し付けられた私ということになります。

でも、子供は大喜び。私が大きな浮き輪に尻をはめ込んで水上要塞の悪の帝王を演ずると、きゃあきゃあ言いながら攻撃してきます。

私が反撃して少し子供が水を飲んだりすると、

「パパは攻撃なしだよっ!」

と涙を流して身勝手な要求をしながら怒るんですが、すぐキャアキャアいってまた攻撃してきます。

うちの子供の涙は、あまり深刻にとらえる必要はありません。
切り替えがむちゃくちゃ早いのです。


1時間ぐらいたちました。もうへとへとです。
私は「あとは子供だけで遊んどれ!」と捨て台詞を残してプールサイドに上がりました。

しばらくしたら、下の息子が泣きながら上がってきました。

「うえっ、うええっ、きもちわるい・・。おなかがいたい・・」

さては、体が冷えすぎたかと、バスタオルで拭いてやりました。

「なおったか?」

「ううん、きもちわるい・・・。トイレにいく」

さては、ゲロか、はたまたゲリか・・・。私の体を緊張感が走ります。
こんなところでぶっぱなされたら・・・。

トイレに連れて行きました。

予想に反して

「しっこする」

と息子。親子でツレションです。

私が放尿し終えても、まだ息子はジョンジョロリンとやってます。
くそー、負けた。こんなことで張り合ってどうする、父親よ。

私が手を洗って戻ってきても、まだジョンジョロリンとやってます。

異常に長い小便! 

この子のこんな小さな体のどこにこんなに多量の小便が・・・。

きっと膀胱です。

いや膀胱以外にありえないのですが・・・。

しっこを出し終わった息子
さわやかな笑顔で

「きもちわるいのなおった!」

おまえは小便我慢しすぎてきもち悪くなったんかい!


でも、すぐに、息子がとてもいとおしくなりました。

私は、このままプールサイドに走っていって

「うちの息子はなあ! きもち悪くなるぐらいまで小便を我慢してんだ! この中でプールの中に小便しとるやつがおるなら、今すぐ出てきて息子に謝れい!!」

と叫びたい衝動に駆られました。

この気持ちわかりますか? わかりませんか。そうですか。

その後、元気になった息子はプールの中の姉と合流、みっちり1時間半遊びました。
合計2時間半です。

ああ、疲れた。


息子よ、寝るときもそのぐらい根性を出して、しっこを我慢してくれな。





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