父の魂・10

ハワイ旅行記・・・その1
驚異の体力


  うーん、ハワイ・・・・。海外旅行の定番だけど、行った人はみんな「最初はハワイなんてとバカにしてたけど、すごく楽しかった」とおっしゃるハワイです。

そのとおり、本当に楽しいところでした。まさに楽園。40歳にして初めて楽園を見た!って感じです。現地のお姉ちゃんもきれいでした。

  さて、このハワイに一家4人と双方のお袋さんを連れての合計6人で行ってきましたよ。本当はね、親父さんも連れて行きたかったんだけど、歳をとるとどうしても保守的になるのか、留守番をすると言い張るのであきらめました。

  出発前日の7月29日、婆さんたちは我が家に集合。だれも風邪をひいておらず、全員健康な状態でそろったのには、神に感謝しました。

子供は大はしゃぎ。婆さんワクワク。その夜に全員をテーブルにつかせ、持ち物検査の後、出国手続きの書類を書かせました。添乗員の苦労がよくわかりましたよ。

  そして翌日の段取りの確認です。
「飛行機が飛び立つのは夜の8時半だよ」
「成田までどれぐらいかなあ」
「2時間ぐらいでしょ。渋滞してなきゃ」
でも夏休みだし、出国ラッシュって言うし、首都高で何があるかわからないから、お昼頃出発しようということになりました。一族6人なのでワンボックスワゴン車をレンタルです。

 7月30日、出発です。成人の男は私一人。車を取りに行って家に回し、全員のスーツケースを汗だくになって積み込みました。みんなはウキウキ、私はヘトヘト。

午後1時に車をスタート。車の中は大騒ぎです。子供は大声を張り上げて歌ったりクイズ合戦をしたり・・・。おまえら、そんなにはしゃぐとハワイについてから動けなくなるぞ!と正しい理屈をいっても通用しません。相変わらず声を限りに騒ぎます。もうやめてー!って感じです。

走ってみると予想に反して道路はスイスイ。3時に成田についちゃいました。どひー。あと5時間以上ある。

子供とともに5時間もの時間をつぶすのは地獄だ・・と戦々恐々してたのですが、同じようにヒマをもてあましている親子が成田には多かったのでした。子供同士はすぐに打ち解けあい、ロビーで遊んでました。おかげで私はゆっくり休むことが出来ました。



 やっとこさ飛行機に乗り込む時間です。我が家は3席ずつの2列。
子供二人は

「パパと並ぶ!」

子供に好かれてうれしいのですが、おかげで機中では、二人の子供の食事の世話を一人で引き受けることになりました。

「パパ、これ開けて」

「パパ、これまずい。食べて」

「パパ、フォーク落とした」

「パパ、ジュースこぼした」

ええ加減にせーい!って感じです。

しかし、なんでエコノミークラスの座席はあんなに狭いんでしょう。あの狭さでイライラ度が倍化します。とくに落としたものを拾うときやこぼしたジュースを拭くときの窮屈さといったら・・。座席の前後をあと10センチ広くして欲しいものです。

 飛行時間は約7時間。子供は興奮して1〜2時間ぐらいしか寝ませんでした。こりゃあ着いたらすぐ寝ちゃうだろうなあ。観光は無理かなあ。と、思ってました。

 ところがハワイに着いても、子供のパワーはとどまるところを知らず! ホテルに着くなり

「パパ! プールに入ろう!」

・・・・おまえらは不死身か!? 

この24時間のうち、2時間ぐらいしか寝とらんだろう!
恐るべし!我がガキども。

泳ぎましたよ。徹夜明けでプールに入るとこんな感じなんだろうなあ、と思いながらね。しかしハワイの気候は素晴らしい。水にぬれてプールの外に出ると体についた水滴がスーッと蒸発してあっという間に快適。その分、蒸発してるときは気化熱ですごく寒いんだけどね。

ホテルの部屋は最大8人泊まれるスウィートルーム。海に面したすごく良い部屋でした。早めにと2月ごろ予約したおかげです。

夕方ベランダから下をのぞくと、なんと海亀が2匹泳いでるじゃないですか。ここまで海亀が来るのか!と感動。海も本当にコバルトブルーだし。

  ハワイでの1日目の夕食はハワイ料理。おいしかった!
子供はホテルに着くなりバタンキュー。ううむ。それでこそ子供らしいというもの。


  翌日、私はさわやかに目を覚ましました。

ベランダに出ると見たこともない南国の野鳥が手すりにとまって挨拶してくれます。うーん。メルヘンみたいな表現・・・。

「さあ!みんなあ。朝だよー」と浮かれた気分でやさしくみんなを起こす私。

ところが、下の子があんまり疲れすぎて起きられません。

「うーーーーん うーーん」とうなってます。

ま、まずい・・・。これは例のパターンだ・・・。
と、思っていたところ、案の定・・・・

シェラトンホテルのスウィートルームの3人も寝られるような巨大な高級ベッドの上に、彼は大ゲロをお吐きになりました。しかも2回です。

きゃーって感じです。弁償しろって言われたらどうしよう。などと心配しましたが、息子の体の心配はしませんでした。だって、熱はないし、こういう場合ゲロを吐けば元気になるからです。

幸いホテルから追加料金は取られませんでしたが、ビックリしましたよ。

思ったとおり、当人はゲロを吐いたらケロッと治っちゃいまして、また元気に大騒ぎです。

やはり、不死身だ。うちのガキ。

と、こうしてハワイでの日々がスタートしたのです。

オープニングはゲロ。

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まだまだ続く・・・驚愕のハワイ事件。
次は、淡い恋物語・・・


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