1/100護衛艦「みらい」スチームエンジン

8  フィン スタピライザー

2003/3/22

上がフィンスタピライザーの仕組みです。
センサーが少しでも片方に傾くとそれを復元するようにサーボが動きます。
下の写真は実際のレイアウトです。サーボの前にある白っぽい四角い箱がセンサーです。
このセンサーはもともと神戸のN氏が潜水艦の姿勢制御用に開発したもので、潜水艦のピッチングに対応しています。
それを横向きに設置してローリングに対応するようにしているわけです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、実際のサーボとフィンスタピライザーのリンクはこのようになってます。

さて、大体のメカの配置を確認したところで、船体制作の方に移ります。
甲板貼りです。完成してからのメンテナンスを考え、ふたが取り外しできるようにします。
甲板は4ミリ厚のシナベニヤ。エポキシボンドで接着。棒と輪ゴムで押さえつけて固定します。
こちらは作業時間を考えて60分硬化のエポキシボンドです。
後ろも甲板を張ります。
本物の護衛艦と同じように甲板に軽いRをつけたので作業が大変。色気を出さずに平面にしておけばよかった。

船の錨(アンカー)は、アドミラリティー型。把駐力(船をとどめる力)が強い形らしいです。プラバンで作りました。幅は24ミリ。
昔から、どうして錨って船を固定できるんだろうと不思議だったのですが、自分で作ってみて理屈がわかりました。
結局、横に引張ると上に伸びた2本の角が砂地に刺さる・・・ということなんですよね。

錨は艦首にこのようにセットします。
錨のシャンク(鎖とつながる腕のところ)が納まる部分をベルマウスといいます。
中が筒状になっていて鐘のような形をしてるから・・・らしいです。この模型ではベルマウスの中身までは再現していません。

錨をつけたところで、2液性ウレタンスプレーで全体をコーティング。ウレタン塗料は耐溶剤性があり塗膜も強くて、安心です。


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