父の魂・1

パパの誕生日

人には教育が必要です。教育されてないやつらがいかに身勝手か・・・。それは成長途中の我が子を見ればわかります。正直、うちの子供は教育のしがいがあります。とても。

4月下旬のある日、私は40歳の誕生日を迎えました。さわやかに目を覚まし、居間に行くと二人の子供は起きたばかりのどろどろ状態。うちの嫁さんが
「今日はねえ、パパの誕生日なのよー」
ああ、嫁さんは覚えていてくれたのだなあ。じーん。子供からもおめでとうの言葉もあろうかと期待してそれを待っていたところ、出てきた言葉が

「ええー! ずるいー!!」
と長女。
な、なに・・・。なにがずるいんだ? と戸惑っているところに下の子が追い討ちをかける。

「パパだけなんてずるいよー。〇〇ちゃん(下の長男の名前)もプレゼントほーしーいっ! うわーん」
と泣き出す始末。寝起きの機嫌が悪いときに,気に入らないことがあったみたいな状態だ。

ちょっとまて、誕生日は「パパだけ・・・」とかそういう問題か? 誕生日とクリスマスを一緒にしてないか? プレゼントは誰がくれるんだ? おまえら子供がくれなかったら、誰がプレゼントくれるんだ? 近所の大西さんのうちは、お父さんの誕生日に子供から手作りのケーキをプレゼントされたと聞いたのに、おまえらはなんだ?

と、まあ、そんな感じの反論をすると、長女が

「よその子と比べるなんてひどい!」とこれまた泣き出す。

なんでそこで泣くか! 自分のことだけなんか、おまえらは。今日はオレの誕生日なんだぞ。オレの記念日だ。その記念日を、おまえらは・・・。

「もういい。パパは何もいらん。おめでとうの言葉もいらないよ。そのかわり・・・そのかわりな。今度のゴールデンウィークはパパにできるだけ自由時間をくれ。静岡ホビーショーに間に合わさんといかんのよ。」

しかし、お父さんのささやかな願いもむなしく、結局ゴールデンウィークは毎日のように疲れ果てるまで子供につき合わされたのでした。

世のお父さん。子供はちゃんとしつけて、教育しなければなりません。小さいうちは身勝手の塊なんですから。しっかり教育して、世の中に出しても恥ずかしくないような状態にしてやるのが親の務めだと思います。

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