「艦橋の形はコレだ!」とわかるシーンがアニメには、なかなかありません。場面ごとに形が違うんだもん。いろいろ悩んでこの形に決定。 プラバンで曲面を出すときは0.5ミリ厚や0.3ミリ厚のプラバンを使います。強度が必用なところは曲げながら薄いプラバンを2重に貼ります。接着剤はサラサラタイプを使うこと。普通のドロドロの接着剤だと揮発しない溶剤が中に残って、1日経つとプラバンが溶けてゆがんじゃうのです。 |
吸気口はたくさん必要なので、型を一個作ってレジンで複製します。そうすると穴を貫通させることができなくなりますが、しょうがないと諦めます。 雛形の材料は12.7ミリ径のプラパイプとエポキシパテ。 |
慎重に削って、この形でGO! |
レジンを流すときに気泡がたまりやすい場所をつくらないよう、雛形の下からレジンが湧き出す形のルートを作りました。 |
おお! うまくいった。 シリコン型の上下の色が違いますが、赤い色をした硬化剤をいい加減に入れたからです。まあ、これぐらい硬化剤の量がまちまちでも、シリコンは固まるという見本です(笑)。 |
マストは9ミリプラパイプ。 踊り場の丸い床は戦車プラモの部品を拝借。 |
吸気口や煙突を仮に置いて見る。 うむ。良いバランスである。 |
最上甲板の小口径の副砲の制作です。 こちらも1/35戦車プラモの部品を使います。 それらしくは見えますが、かなりいい加減なディティール。どうせよく見えない場所だからいいや。 |
煙突には、タミヤペイントマーカーのゴールドリーフをすいすいと手塗りしました。 そしたら、真鍮そっくりな風合に! 足場は本当の真鍮線で制作。時間がないので1段だけで妥協。 ちなみに劇中では煙突は黄色に塗られていますが、たぶん真鍮の色を想定していたと勝手に解釈して、この色にしました。 続きます。 |