3年に一度の海上自衛隊大イベント
2003年度 観艦式

の予行演習に行ってきました

その1
観艦式の予行演習は本番前に3回ほど行われます。私はそのうち24日金曜日に行われた3回目の予行演習見学の抽選に当たりまして、喜び勇んで横須賀へ。
観艦式乗艦は私の夢でした。あーワクワクする。乗艦するのは掃海母艦「ぶんご」5,700トン。ぶんご、よろしく頼むぞ!

隣に停泊していた同型艦「うらが」が8時過ぎに出航。我々の「ぶんご」は9時15分の出航です。
たくさんの艦艇が出航しますので、出航時刻は結構違います。

いよいよ出航です。居住空間の大きい「ぶんご」には音楽隊が同乗していていろんな曲を演奏してくれました。出航の瞬間にはもちろん軍艦マーチ!(正式名は「行進曲 軍艦」)
血沸き肉踊るとはこのことです。

朝日の中を進む艦隊。その上を行くヘリの編隊。
いざ行かん相模の大海原へ!

途中 浦賀水道付近でアメリカの補給艦とすれ違いました。艦番号202「ユーコン」 満載排水量4万トン。

我々の「ぶんご」は観閲付属部隊の前から5番目。前を走るのは手前から「ちはや」「あさゆき」「はるゆき」「いそゆき」です。
観閲部隊は2列で走ります。我々の右隣には常に艦番号152「やまぎり」が並行して走っています。その位置がぜんぜんずれないのに感心しました。さすが日本の海上自衛隊の操艦技術は世界のTOPクラスと言われるだけのことはあります。

さあ!いよいよ観閲式の始まりです。受閲艦艇部隊と我々の観閲部隊との交差が始まりました! じわじわと近づくその様子は文字通り壮大な海のセレモニー。緊張してカメラを構える観客から話し声も消えました。静かにコーフンしています。

写真右から4隻が観閲部隊、それより左は受閲艦艇部隊です。右端に半分見えているのが「いかづち」その前がイージス艦「きりしま」、さらに本番では小泉首相が乗る観閲艦「しらね」、観閲部隊の先頭は「むらさめ」です。

受閲艦艇部隊の先頭はミサイル護衛艦「たちかぜ」3,850トン。全長143メートル、蒸気タービンエンジンは6万馬力をひねり出します。

3番艦は護衛艦初の全ガスタービンエンジン搭載の「はたかぜ」。昭和61年竣工、72,000馬力、全長150メートル4,600トン。SRBCの渡部会長も惚れこんだ秀麗な姿の艦です。
ちなみに小説「亡国のイージス」に登場する架空の護衛艦「いそかぜ」はこの「はたかぜ」型の3番艦という設定です。

潜水艦「あきしお」・・・だと思います。全長76m、2,550トン。
受閲艦艇部隊は護衛艦、潜水艦、掃海艇など全部で23隻が目の前を通過しました。ここではその一部のみのご紹介です。

右は掃海艇「つのしま」排水量510トン。速力14ノットということなので、この観艦式では結構最高速度にちかい航行なのかな。頑張れ掃海艇!
掃海艇は木造です。近くで見ると板の張り具合もわかったりします。

艦番号4003は輸送艦「くにさき」8,900トン。

海上保安庁からも一隻ゲスト参加。巡視船「しきしま」6,500トン。欧州からのプルトニウム輸送船を護衛するために建造された世界最大の巡視船。
観艦式のパンフレットには、海上保安庁から「やしま」が参加する予定になってましたが、変更になったようです。

世界に誇る高性能飛行艇「US1A」の編隊飛行

航空自衛隊から「F15-J」もやってきました。

観艦式2003
前半受閲のセレモニーが終わり、観閲部隊13隻は左16点逐次回頭(順番に左回りで180°方向転換すること)をはじめます。「しらね」と「きりしま」のこのシーンかっこいいでしょ? 観閲付属部隊の後ろのほうにいる「ぶんご」だから撮れた写真です。

さあ!次はいよいよドンパチの訓練展示。

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